【到着報】衝撃事件簿、ベトナムのタクシー

今回のベトナム行きは、少し変則だった。

まず、ホーチミン行きが決まり。事前学習でグッと盛り上がった己が記憶のせいでハノイをプラスして、ややこしくしてしまった。

元々は、タイ・バンコクでの仕事が入っており一週間ほど行く予定があったのだ。

そこへホーチミンを入れてハノイも加わったから、構想自体を練り直す羽目になってしまった。タイの予定を見直して、割愛して、削り落としてと、、

おー、バンコクの1週間の予定が3日になった。凄い調整力だ。

バンコクの用事(仕事)がこんなにも不要不急であったことに恐れ入ったが、まあ良い。

結果、ハノイから入り、一旦タイ・バンコクへ出国して仕事をこなし、3日後にホーチミンへ戻るというプランに落ち着いたのだった。

当初、JALのブーメラン・チケット(日本⇒A国⇒B国⇒日本、こんな名前のチケットがあったはず)を考えたが、これだと上手く日程調整できず、日本⇔ベトナム(ハノイin、ホーチミンout)、ベトナム⇔タイ(ハノイout、ホーチミンin)、の二つの国際線チケットを利用することにした。

これは、なかなか面白い調整だったのを記憶している。

我ながら変わった性格だと思うが、出張計画で少々手間のかかる異動や複雑な手配に、股間がキュンとするタイプなのだ。

あ、思い出した。

これまた、昔の話だが、オーストラリアから帰国するときに、とても長い時間のかかるチケットを買った記憶がある。

西オーストラリア(パース)→ エアーズロック→ アリススプリングス→ ケアンズ→ グアム→ 成田→ 関空、凄い経由便で、合計30時間近く掛けてぶつぶつ言いながら楽しく帰国したこともあった。

さ、本題へ戻ろう。

ハノイの空港では、空港に待ち並ぶタクシーを利用したため、それほどの問題は無かった。

英語も少し通じて助かった。

これなら情報収集には問題がなさそうだ。

タクシーに乗り込むや否や、

Mr(ミスター)、どちらまで。

大体、ビジネスマンが単身でタクシーに乗り込むと、ミスターボスみたいな呼び方で話しかけられる。

少し日本語の出来るやつに当たると、社長どちらまでとなるのはアジア特有のタクシー文化と言って良いだろう。

当然、お互い名前を知らないわけだからそれで良い。

反対に、Nice to meet you. What’s your name? なんて聞かれたら驚いてしまう。

ま、そんな状況に未だかつてどの国に行っても経験したことはありませんが、、

とりあえず、ホテル名を告げ、Thank you. よろしく。

しばらくは、タクシーから外の景色を眺めて、あぁ、これがベトナムかあ~、

ここまで長かったなと、あの日の衝撃的なキュート美人な写真を思い返して、

Hello, Hello, 運ちゃん、

ちょっと聞きたいことがあるんだが、、

ベトナムと言えば、最近、経済発展が目覚ましいが調子はどうだい?

流石に、頭の中では美人なベトナム女性にモテまくっている自分を想像しているが、

そこは私もインターナショナルなジャパニーズ・ビジネスマンだ。

スグに色物の話はマナー違反だ。

タクシーでの会話と言えどもそれなりに礼儀と言うものが存在する。

問いかけを受けた、運ちゃんドライバー、

一瞬だが、チラッとバックミラー越しにこちらを確認して来た。

たぶん、値踏みだろう。

こいつ、何人だ、ん、

英語で話しかけて来るぞ。

そんな、自問自答のチラ見だったに違いない。

Where are you from ミスター?

今度は、がっつりと少し笑顔を混ぜてバックミラー越しに聞いてきた。

日本人だ。

それも、初めてのベトナムだ。この国については、あまり詳しく知らないから、ちょっと教えてくれよ。

これは私の作戦の一つだ。

あえて、初めてだと名乗りを上げて、おやおやッん、と興味を持たせる、ちょっと危険な裏技なのだ。

空港に陣取っているタクシーの運転手は、十中八九、擦れている。

たくさんの我儘な客に叩き上げられていると言っても過言ではあるまい。

そんな、奴らの心を擽(くすぐ)り、生で有益な情報を得ようとするには、それなりのエサが必要だ。

Do you somke?

当時はまだ喫煙者だった私は、コミュニケーションアイテムとしていつも未開封のマイルドセブンを胸のポケットに入れていた。

煙草を吸う奴なら本人に、吸わないなら友達にと言って、一パック、未開封のそれを差し出すことにしていた。

これは効く。

もらった運転手は、間違いなく顔がほころび振り向いて礼を言ってくれる。

おいおい、前を見なさいッ、危ないだろ。

このやり取りで会話に弾みの出てくる奴は、かなり場数を踏んだベテランドライバーが多い。

ところで、ベトナムの調子はどうだい?

まあまあってところですぜ、旦那。

分かるのだ、彼は同じ単語、“MR” と発しているが、その声のトーンが間違いなく「旦那~」と私を上客と認めた感を音に含めているのだ。

運転手は、最近日本のビジネスマンがたくさん来ている事、生活が良くなってきた事、ただ、公安警察には賄賂を払わないといけない事などを教えてくれた。

でも、俺たちは、もっと日本人に来て欲しいと願っているんだ。

友達をたくさん連れて来てくれと饒舌に語ってくれた。

タクシー運転手の会話から想像するに、ハノイの景気は良さそうだと理解できた頃に、

キーッ!

ボス、着きましたぜ。

上出来だ。

多めのチップを渡して精算を済ませ、会話が楽しかったよ。マイルドセブン楽しんでくれよと声を掛けると、

素早く運転席を飛び出してスーツケースを取り出してくれた。

その光景を見いて慌てたホテルのポーターが、俺がやりますとドライバーからスーツケースを取り上げて、どうぞこちらへとチェックインカウンターまで招き入れてくれた。

運ちゃんは、少し名残惜しそうに、何度かタバコとチップの礼を言い、何かあったら電話してくれと携帯電話番号の載った汚れたタクシーカードを手渡してくれた。

既に、ホテルのロビー内に足を踏み入れての出来事だから、ポーターは少し迷惑そうな顔で、後は俺に任せろと目配せをしていた。

勿論、ここは既にポーターのテリトリーだ。

この後のサービス如何よって、チップの額が変動するのだから真剣そのものだ。

チェックインカウンターに到着するや否や、かわいいアオザイガールが笑顔のウエルカムドリンクをサービスしてくれた。

ひんやりとしたおしぼりも付けてくれて、どうぞと手渡してくれる。

いかん、俺は、既にモテている。

出発前、鮮明に蘇らせた己が記憶に、アオザイガールがオーバーラップしてきた。

つづく、、

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