不可思議事件簿、落とし物、前半報

その昔、通り過ぎ際に態(わざ)とハンカチを落し、女子(男子?)の気を引く技があった。

なんと言う技の名前だったろうか、、

熟練諸氏ならば、酸っぱい思い出の一つや二つあるだろう。

仮に、経験が無くとも大丈夫だ。若干ではあるが、未だ使える地域があるやに聞き及んでいる。

是非試されると良いが、鼻をかんだ後のハンカチでは、手から離れ難いから注意が必要だ。

今日は、そんな技の事を思い出させる事件を目撃したから、報告しておきたい。

夕刻、影は消え、背伸びせねば見えぬ程に西日が傾き家路を急いでいた時、

ガッシャーン、

何かが壊れる音に周りが立ち止まった。

ギーッ、

自転車の慌てたブレーキ音だ。

一人の女子高生がハンドルを手にしたままに振り返る。

微かに残った西日の明かりに、キラリ破片が飛び散り、痛そうに携帯電話が上を向いている。

うわーッ、これはきつい。

ダメージは、如何程か、

周りの大人が同情の優しさを心に抱いた、その時、

スッと一人のハンサムボーイが携帯に歩み寄り、破損の激しい端末と壊れたキーホルダーの方片を丁寧に拾い上げ、、

女子高生に何やら声を掛けて渡していた。

本人は、自分の携帯が壊れた衝撃で、唖然、焦り、困惑、ヤバッ、さまざまな感情が入り乱れ、お礼の言葉が一瞬遅れたようだった。

あ、ありがとうございます。

最初の「あ」は、無残な携帯を己が手の平に眺めた感嘆詞であったのだろう。

しかし、お礼の主を見上げた娘さんの頬が、ほんのり薄紅色に染まったのを見るや否や初冬の薄闇に隠れてしまった。

時代は進めど、落とし物と恋はワンセットなのかも知れない。

きっと、この女子高生も胸をキュンとさせた事だろう。

さ、本題に入ろう。

私は、これまで、何度も財布やお金の落とし物に出会った事がある。

最初の出会いは、小学校5年生の時、鉄棒の上から眼下の砂場を見下ろすと、キラリ、銀の方片が顔を覗かせている、、

右を見て、左を見て、もう一度右を見ながら、ザッ、

砂場へ飛び降りた。

シュッ、パッ、フーッ、サッ。

下ろした手で50円玉を瞬時に掴み上げ、パッと砂を払い、息を吹き掛け残砂を飛ばし、サッっとポケットに仕舞い込んだ音だ。

家まで持ち帰ったが、ずっと心臓のドキドキが鳴り止まない。

たまらず母に相談すると、、さまざま諭されて、元に戻してあげる事になり、ようやく動悸からは解放されたが、何故か、警察には届ける選択肢は示されなかった。

これは、数十年の時を超えた今も、私の記憶に七不思議の一つとして鎮座したままだ。

次の記憶は、中学生の時、高校の時にもあった。

続いて、、大人になり、

駅の階段、バイクで走行中、パチンコ屋の店内、ATMの現金取り忘れ、タクシーの中などは複数回で、合計すると20回を上回るやもしれない。

幾つか驚きのストーリーがあり、少し掘り下げて見たいが、今日は文字数制限に引っ掛かってしまったから、そちらは、次回に書き進める事にしておこう。

つづく、、

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