海外事情、ミャンマー、600000台の車の向こう側
ヤンゴン、ミャンマー
今回の視察で改めて認識出来た事、
それは、、
この街の発展は目覚ましいと言う事。
しかし、スピードが少し減速気味で、
毎朝の渋滞がその事実を教えてくれる。
7年前、20、30年落ちの車1台が700万〜1000万円で取り引きされていた。
その頃は、ヤンゴン市内を60000台程の車が、我が物顔で、金持ち顔で、気持ち良く走っていた。
しかし、今や600000台。
誰も、気持ち良くない。
イライラしている。
無計画に、経済優先的に、人々の爆発抑制策的に、中古車輸入が解禁された結果だ。
そして、今や、中古車輸入は禁止である。
あるひと時、チャンスを与え、それを幾人かに掴ませる為に、誰かが仕掛けた、上へと続く道だったのであろうか。
軍政、アメリカからの経済制裁がまだまだ凄まじく、車が入って来なかった時代は通り過ぎた。
あれだけ高値で取り引きされていた車、と言うより、ナンバープレートの売買利権は無くなったに等しい。
(ナンバープレートの発行業務は軍人さん達の利権となっていたのだ。)
しかし、
月収8000円の庶民には、明後日の話しであり、
金持ちと軍人の話しだ。
人々の日常は、のんびりと牧歌的な雰囲気を残しているし、
足取りに重さが無い。
そう感じると、ミャンマー人に告げると、
ミャンマーは、お米大国ですから飢えたことがありません、と返答があった。
確かに、1960年代初頭、ミャンマーの米輸出量は世界第1位だった。現在は、7位。
なるほど、腹が減っていないのかぁ、、
道理で時間の流れがゆっくりと感じられるわけだ。
しかし、最近は、その時間の流れより、金の流れが極めて速くなっていて、
皆んなが付いて行けていない。
そんな印象が強く残った、今回のミャンマー出張だった。
また、直ぐに来る事になる。
次は、どんなミャンマーの横顔を見せてくれるだろうか、読者諸氏と共に楽しみに待って見ることにしよう。
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