ミャンマー近況、ロックダウンが自然消滅?
今日は、ミャンマーの近況報告をします。
2020年9月27日(日)、ミャンマー政府は、新型コロナウイルス感染拡大を受けて、ミャンマー全域に移動制限を掛けたロックダウンを敢行しました。
暫定的に、10月7日(水)までをロックダウン期間としていましたが、感染は拡大の一途をたどり落ち着く気配がありません。
そこで、ロックダウンの期間を10月21日(水)まで二週間延長して様子を見る事になりました。
ミャンマーは、まだまだ発展途上です。医療体制が脆弱な国で病院での感染者受入れは逼迫し、臨時の隔離施設をサッカー場などに作り対応したが、それでも数が足りない状況となっています。
10月の中旬頃には、PCR検査で陽性反応の出た患者に対する経過観察期間を14日間から→11日間に短縮し、無症状者及び軽症者を順次自宅待機へとシフトさせました。
要は、感染者が増えすぎて施設への収容が出来ない状態なのです。
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現在、ミャンマー国民の最大の関心事は、コロナよりも、11月8日(日)投票の総選挙(5年に一度)となっており、コロナ感染拡大に伴うロックダウン継続は受け入れられない状況となっています。
ミャンマー国民が感染拡大のリスクを実感しながらも予定通り選挙を望むには明確な理由が存在するのです。
それは、何故か。
仮に、11月8日(日)に選挙が行われない場合は、暫定政権が補足することになるのですが、実は、この暫定政権の発足を国民は恐れているのです。
ミャンマーでは、総選挙が予定通り行われない場合、直ちに暫定政権へと移行することが法律によって定められているのです。
国民としては、せっかくここまで進んできた民主化が、暫定政権にせよ再び軍政権になるのはどうしても避けたいと言うのが大半の意見となっています。
軍政権=恐怖政治の記憶ですね。
現在、ミャンマーの最大都市はヤンゴンであり、約700万の人々が暮らしています。
しかし、その内の約100万人は地方からの出稼労働者となっています。
ミャンマーの選挙は、住民登録のある場所での投票が基本で、ヤンゴンへ出稼ぎに来ている人々は投票の為に帰省する必要があるのです。
ロックダウンの為に移動制限が掛かっていると、これら約100万人(NLD党支持)の人々が帰省して投票を行うことができない為に、数日前からロックダウンが自然消滅しているとのことです。(経済優先という名目にはなっています。)
政治的にまだまだ不安定なミャンマー。
何としても総選挙を執り行わなければなりません。
しかし、その代償がコロナウイルス感染が超拡大という事態を招かない事を願うばかりです。
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