不可思議事件簿、蝉の本音
夏の風物詩、
風鈴、スイカ、花火、桃、浴衣、そうめん、うちわ、、
賢人諸氏は、何を思い浮かべられるだろうか。
私は、蝉の声を聞くと夏が来たなと感じる。
ミーン、ミンミンミーン、シャーク、シャク、シャーク、さまざまな蝉の声が暑さを盛り上げてくれる。
やかましいが、顔が上に向く事が多いので、基本的に好きだ。
しかし、彼らの地上での一生は短い。
長い間、土の中でその時をじっと待ち、ここぞッと言うタイミングで、一夏の恋に身を焦がす。
詳しくは、知らないが、地中生活が3〜7年で、地上に出て2週間〜1ヶ月と言う短期間らしい。
中には、地中に13年、17年、と他の種類との交配を避けるかのように、素数年周期で地上に出るやつもいるらしい。
自然とは、生きるとは、繋ぐとは、なんと不思議でロマンチックな仕様なんだ。
そこで諸氏に問うてみたい。
“蝉の声”と”蝉の鳴き声”、どちらが正しいとお考えか。
もし、あのミンミンミーンが、鳴き声で、恋人探しに夢中ですと言うのなら、極めて素敵な話しだ。
ひょっとして、あのミンは、
ミン=好きだ
かもしれない。
生まれ出で、気合いと共に、
好きだ、好きだ、好きだーッ、
と、連呼!
なんと清々しい求愛であろうか。
来世は、是非私も蝉になってみたい。
しかし、もしあれが、鳴き声でなく、声であって、話しているなら様子が違う。
あのミンを、次に置き変えてみて欲しい。
ミン=暑い
あつい、あつい、あつーいッ、クッソ暑い、嗚呼、暑い、、
7年もの間、地中で我慢して、地上では、
ただただ、暑い、暑い、
と、連呼!
気の毒としか言いようがない。
よし、分かった、
明日は、蝉君達に”暑くない”と言う言葉を教えてあげよう。
↓南無阿弥陀仏
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