海外事情、ウーバーに遭遇、ロシア第三報
前回までに、ロシアの良し悪し両極面をお伝えさせて頂いた。
さて、ちゃんと乗り継ぎできるのか、ストーリーを追ってみよう。
二人仲良くセキュリティチェックを通り抜け、多少の親近感を覚えたが、ここはまだ気を緩めてはいけない。当然のように、追いかけて来る。
そして、彼らから逃げ回ること5分、
残り、1時間10分
と、なったところで、
目の前に見覚えのある英語の綴りが飛び込んできた。
UVER
おぉーッ、
あるじゃないか。
こういうのを探していたのよ。
これで、何とか間に合うか。
君は、ウーバぁー?
胸に、誇らしくUberのバッチを輝かせている彼は最高の笑顔で私にこう答えた。
イエス、ウーバー。
その答えで充分だった。
長かった、これでようやく何とかなるか。
とりあえず、ミスターウーバーに国内線の乗り継ぎカウンターはどこだと聞いてみた。
すると、最初の兄ちゃんと同じアクションで右手を振り切り、
カマン、
と踵を返して、付いて来いの合図だ。
だから、それは、あかんのよ。
それじゃあ、さっきと同じじゃないか。
また、外か。
セキュリティガールが、睨んで見送ってくれる。
外気温、マイナス12度。
なぜか2度下がった。
歴史は繰り返す。
諦めた、、言われた通りに荷物をトランクに積み込み、急ぎ後部座席に乗り込むと、ドライバーは別人で、先に料金精算を済ませろと言ってくる。
先程は、ここでわけのわからない値段交渉となったが、今度は値段を聞いてみよう。
ハイ、ハイ。
ミスターウーバー、おいくらで?
US100ドルだ。
だから、ちゃんと、しようよ。
君らは吉本新喜劇か。とにかく彼らはUS 100ドルが大好きなようだ。
先進国でも100ドル払えば、かなりの距離走れるのではあるまいか。
国内線どこやねん。
もう時間が無い。一声で行こう。
50ドルだ。それ以上は払わん。とにかく、車を出発させてくれ。時間ないんよ。分かるかあ。
こちらの剣幕か、諦めたか定かでないものの、とりあえず前に進み出した。
通常、初めての国ではドライバーとの会話を楽しむことにしている。
しかし、この国では無理だ。気分と言うよりもドライバーはロシア語しかできない。
タクシーはまっすぐ進み、ドライバーはずっと電話している。
このまま、どこかに連れていかれるのか、という心配をよそに、2、3分進んだところで左に逸れた。
ん?
、Uターンかいッ。
酷い仕打ちだ。
そして、来た道をほぼ真っ直ぐに戻っていく。
まっすぐ行って、まっすぐ帰る。
なんと言う素敵な送迎だ。
10分のロス。
50ドルのロス。
多分、1階から4階へ、到着ロビーから出発ロビーへと送り届けてくれたのだろう。
とにかく到着だ。
残り、1時間ジャスト。
ドライバーが荷物降ろしを手際よく手伝ってくれたので、チップの代わりに日本のタバコをあげてみた。
メビウスを1箱。
するとどうだろう、ドライバーさんは、満面の笑みでサンキュー。続けて、俺は日本のタバコが大好きだ、と流暢な英語で話してくれた。
なるほど、、
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