海外事情、ミャンマーの学生街の向こう側

今回のミャンマー出張は、労働者の市場調査が主目的だった。

街中をさまざま散策して、認識にズレがないか検証してみた。

まずは、ヤンゴン大学のすぐ側の学生街から。

この辺りは、大学生と若い労働者用の安アパートが密集している地域で、

殆どが地方部、田舎出身者だ。

家賃の相場は、月2〜3万円程、

間口が狭く、奥に深い、超縦長物件だ。

アパート周辺には、一食100円ぐらいの屋台や定食屋が並ぶ。

そこに、4〜5人シェアーで住んでいる事が多い。

中には10人ぐらいで住んでいる強者達もおり、プライバシーは無いという。

しかし、彼らも慣れたもの、同じ境遇同士、深く考えず日々を過ごしているらしい。

彼らの目標は、まずは一人暮らし。

しかし、現実は厳しい。

田舎から僅かな情報(口コミ)を頼りにヤンゴンに来て、宿を決め、貼り紙求人、紹介エージェント、求人サイト、とにかく、当たりが出るまで電話して、仕事に有り付くのが最初のハードル。

たとえ、仕事に有り付いたとて、少しできる子で月収200000〜250000チャット(1万5千円)程度で交通費込みスタート。

学歴、職歴の無い子は、住み込みウエイトレス、月1万円が相場。

ただ、この場合、賄いが付いて家賃もかからない。

通常、飯屋の二階に住むか徒歩圏内の社員寮、交通費もかからない。

従って、どちらの場合も残る金は同じ様な状況。

まあ、残らないだろうが、、

この界隈、そんな彼らが篦棒な数集っている状況だ。

間違いなく、100万人以上居る。

話は変わるが、ホテルオークラが近くできる事はお伝えした通りで、

ここにできるらしい、こんな感じ、👇👇👇

実は、このホテルもヤンゴン中心部、先程の学生街からそんなに遠くない所にできる。

私は、決して否定的には考えないが、

また、こうして貧富の差を実体験させられるランドマークが出来上がるのも事実だ。

望むべきは、ミャンマーの若者達が、己の安アパートの窓から眼前のホテルオークラを見上げ、いつか俺たちもと、奮起してくれればありがたい。

大きなホテルが出来れば、ビジネスマン、観光者が増え、さまざまな経済効果があるのも事実だ。

ただ、聞き及んだ話では、ヤンゴンに出稼ぎに来たものの仕事が見つからず、転げ落ちる様に身を崩す若者も多いらしい。

悪の道か、貧困の道か、

ヤンゴンに到着したばかりの、希望に満ち溢れた彼らには、その道は見えていない。

しかし、

女性の場合は、売春、

男性の場合は、武器や麻薬の密売へと続く道は、彼らの安アパートのスグ隣の路地にあり、

ヤンゴン到着3ヵ月ぐらいで、その入り口が薄っすらと見えてくるらしい。

頑張れ、ミャンマー!

もう少しで一気に吹き上がるはず、

俺は、応援している。

頑張れ、ミャンマー!

↓南無阿弥陀仏

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