禁断症状

もぞもぞ、そわそわ、落ち着きがなくなる。

通常、禁断症状と言えば、酒、たばこ、薬、ギャンブル、女(男)などの反復行動を制限された結果として現れる奇怪(きっかい)行動の事だ。

そういう意味では、今、世間を賑わせている芸能人の多目的プレイなんかも、同類なんだろうか。

いやいや、ちょっと違うな。

禁断症状とは、本来の行為とは違う何か特別な怪しい行動を持って言うから、あの方の場合は、ただ依存症が極致に達しただけの事だろう。

スリルと恐怖の入り混じったイケナイ快感。

その快感の刺激が依存症をエスカレートさせて行くエッセンスとして働くなら、今回のケースはまさに環境が整いすぎたのかもしれない。

x外に出てはいけない。

  wうおー、出ていきたーい。

x窓のない、狭い場所に籠らない。

  w籠りてー、それも二人で。

x他人との距離を十分に確保しなければならない。

  w引っ付きてー、彼女と。

うーむ、完璧すぎる。

どれもアウトで、多目的ドアーを突然、

バンッ、と開けられたら、

あ、うっ、これは違うんだ、、

そのバレた時の映像を頭に描きだす時、きっと脳内がエンドルフィンで充満し、興奮度は、ギラギラMAXッ↑

パンパンの状態だったに違いない。

過去にも、薬と不倫で御用になった芸能人がたくさんいたが、大概の場合は、金も名誉も手に入れた後での奇怪な行動だ。

結果だけを見れば、なぜ? ばかりが紙面を賑わすが、皆同じ興奮を求めた結果である。

こんなとこ誰かに見られたら、、ぅおー、たまらんぜ。

あー、キモティいい、後の事なんてどうでもいいー。

んもー最高だー、、どうにでもなりやがれーー。

と、快楽に溺れた結果が、

涙の記者会見、グスン。

悪いとは分かっていました。止めようと思ったのですが、止められなかった。弱かった。

本当にすみません。申し訳ありません。ダー、号泣。

嘘をつくと言うオマケも付くから、相当深刻な病気みたいだ。

こういったニュースを見る度に考えさせられる。

依存症と言う病なら、ぜひ早く薬を開発してあげて欲しい。

依存症は、ものにより強弱の違いは有るけれど、大概、最悪の状態まで落ちるから怖い。

私の場合は、数か月間、海外に行けないと軽い症状が出始める。

外国の香りを全身で求めてしまうのだ。

症状が軽ければ、街へ出掛け、アジア料理を食べたり、外国人旅行者を眺めたりしていれば人心地付いてくる。

お店のウエイトレスが、アジア系のカワイ子ちゃんなら、数回は通っていれば、それなりにクールダウンできるはずだ。

昨日も、仕事中に軽く発症しかけて、欲望のネットサーフィンを続けてしまい目がチカチカして来たから、街に出掛けることにした。

残念ながら、我が心を癒してくれるカワイ子ちゃん系、美人系外国人観光者などいるわけもなく、行き付けの本屋へ立ち寄ってお茶を濁すことにした。

平積みの流行本には用が無いからサラリと流し見して、割と好きなビジネス雑誌の前に腕を組んで仁王立ちしてみた。

コロナ渦、連鎖倒産、雇用崩壊、凋落、限界不動産、、

ダメだ、なんちゅータイトルのラインナップだ。

あまりにもネガティブなタイトルで股間が委縮してしまい、キュンともスンとも反応しない。

どちらかと言えば、心臓の方が高鳴りそうな内容ばかりだ。

諸氏よ、世の中、想像以上に酷い現実が忍び寄って来ているようだ。

褌(ふんどし)と財布の紐をギュッと締めて、今年の後半戦に挑んだ方が懸命のようだ。

さて、とりあえず、この仁王立ちポーズを解いてやらねば、次のコーナーへ進めない。

おっと、紐が、

靴の、

前かがみになって、わざと一回紐をほどいて、結び直してやった。

さ、気を取り直して、私が進むのは、やはり、アジア系書籍、本流レーンだ。

最近は、タイとミャンマーがお気に入りだから、背表紙を指で確認しながら、数冊のタイトルにコロナタッチ。(=決して触れないやつ。 )

タイは、流石に観光大国として長年の実績があり出版されている書物も桁違いに多い。

私自身、タイとの付き合いも長いし、有名どころの観光地は経験済みで、寺や水上マーケットの情報にはお腹いっぱいだ。

しかし、情報誌の中に紛れて、バンコク・ナイトライフ系の権威ある雑誌を見つけると、瞬時に左目尻がピクンッと反応する。

んが、あれだな。

一応、通路の左右確認を忘れてはいけない。キョロリ、キョロリ、セーフだ。

タイの観光情報誌の中に紛れ込むナイトライフ情報誌を舐めてはいけない。

なんの準備も無なく、おもむろにページを開けようものなら、お下劣極まりないメガトンパンチ級の飛び出すエッチ画像で、周りの奥様連中の軽蔑の熱視線を両肩に集めるのに、確実に凍り付くように立ち竦むことになってしまうだろう。

落ち着いて、、一呼吸、フー。

ターゲットに照準を合わせたら、ワルツのテンポでサイドステップ、アン、ドゥ、トワー、ワン、ツー、スリー、

そうだ、ゆっくりだ。

棚からそいつを取り出すにはコツがいる。

目標ターゲットの前をまずは通り過ぎ、2m程も通り越せば良いだろう。

そして、1歩半戻るタイミングで右手を伸ばせば、バッチリと届く距離だ。

人差し指と中指の二本を、タイトル上部、背表紙の上に乗せて、引っ掛けるように二冊同時に手前に引き傾ける。

人差し指の方がダミーで、中指の方が本命のナイト本だ。

取り出した二冊を右手の甲が下になるようにサッとダミーが上に向けられれば、

ツインバスターの完成だ。

男子なら、中学2年生ぐらいで会得している技である。

同時に小声で、「ダミーはいつも上田馬之助」、なんて冗談の一つもカマせるようになれば、

君も今日から立派な大人の仲間入りだ。

ま、二冊の本を、まるで一冊しか持っていないかの様に見せる秘儀レベル到達には、ある程度の練習が必要だから、中高生諸氏は努力を惜しんではいけない。

おっと、今日は、一体、何の話だったか、、

おう、そうだ、禁断症状。

ま、こうも乱世が続くと如何な強者であろうと隙が生まれて足元を掬われるかもしれない。

世の中のニュースをチェックしつつ、禁断雑誌を買う時など、おのが行動を十分に吟味していただきたいというお話であった。

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