不可思議事件簿、下から2番目、ブービー君
新人教育をしていると、個体差を痛烈に感じることがある。
メモを取るやつ
話しがほぼ理解できないやつ
話しの内容が理解できた事を伝えてくるやつ
休憩時間を心待ちにしているやつ
これが社会人(大人)の世界かと、何かに浸っているやつ
自分も話したがるやつ
同期の理解度を確認するやつ
順位を付けるやつ
探ぐりを入れてくるやつ
グループを作り出すやつ
俺は、お前達とは違うんだと理解して欲しいやつ
腹が痛くなるやつ
まあ、さまざまなタイプが存在する。
誰しもが一度は経験する新人研修。
初めての就職に置いては、皆同じ状況で、全員が未経験者なのだ。
だからこそ、本質が見え隠れする。
新人研修は、新人観察会と言い換えて差し支え無いだろう。
若者諸氏、君達は、我々から観察されています。
さまざまな角度から、じーッと、見ています。
さて、本日はそんな多種多様な個体の中にあって、異彩を放つ特別種に付いてお伝えしたい。
ズバリ、言う。
それは、
下から2番目なやつ(ブービー君だ)
管理者にとって、この存在は有り難い。
特徴は、こうだ。
1、怒られ強い
2、まだ一番下がいると考えている。
3、申し訳無く思っている
4、必死でしがみつく
5、とにかく、不出来だ
書けば、まだまだ特徴が続くが、ブービー君の名誉の為に、このくらいにして置こう。
しかし、この存在のおかげで、管理者はさまざまな恩恵に与かることも多い。
例えば、
うかうかしていると、ブービー君に抜かれるよと、生産性の低いやつに、ハッパを掛けられる。
下から3〜9番目位は、非常に緊張感を持つ事だろう。
反対に、
せめてブービー君には、追いつかないと、、
と、超生産性の低い方々には、お気付きいただける。
このグループに属する個体は、非常に勘違い者(もの)が多く、自分は下から二桁のグループぐらいにはと、お考えのユニークな方が多い。
いわゆる、困った人達だ。
私は、ブービー君が嫌いでは無い。
どちらかと言えば可愛い。
このポジションに、適任者と言う言葉が存在するかどうかは知らないが、
私は、ある種優れた能力であると認めている。
それが証拠に、出来るブービー君は、努力家が多い。
ただ、生産性が極めて低いだけだ。
管理者にとって、グループや組織を束ねるのは、並大抵なことでは無い。
仕事が出来て、生産性が高くとも、性格に難があると、グループとしての生産性が低下しかねない。
いやッ、生産性だけの話しでは無い。
基本、ムカつくことが多く、自分への嘘が多くなるのも、この種との対話からだ。
管理者は、その責任に置いて、自身の戦闘力を落としてはならない。
その為に、自己防衛が効く、能力的順位表を利用しなければならない。
性格の項目もしっかりと管理すべきだ。
そう考える時、
いつも一生懸命な、
可愛いブービー君の顔を思い浮かべるのは、いけない事なのだろうか、、
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