不可解事件簿、米寿にして確信犯か
昨日は、昔から随分と世話になっている大先輩が、見事米寿(八十八)の世界へ足を踏み入れられた。
数年前から牛歩戦術がおはこで、時速0.9kmが自慢だ。
時折、国会中継で見るバッタモノのそれとは年季が違う。
両手のツインステッキがその技と歩速を支えている。
横から見ると、マジで四足歩行の動物にしか見えない。
前からだと、時速0.9kmのスピードを肉眼で捉えるのは、極めて困難だ。
その昔、峠道を車で走っていた時、前方に前かがみのおばあさんを発見。
近くに行くまで、それがニホンザルだとは全く気付けなかった事を思い出す。
さて、そんな御仁も、お耳が遠いのが唯一の弱点と仰っている。
左は、飾りで、
右は、ファッション。
要は、ほぼ聞こえないらしい。
16万円もはたいて、イヤホーンにもならん、と右耳をボヤいておいでだ。
余談だが、補聴器は高額らしく、近くの大婆様は、60万円はたいて、これダイヤモンドより高いねんけど、石と一緒、と、
これまた、達観した愚痴をこぼす。
さて、前出の御仁の話しに戻ろう。
昨日は、いつになく調子が良かったのか、わりと遠くから私を視界に捕らえておられた模様で、バス停のベンチへ腰掛け、ステッキを振っておいでだ。
いかん、あのままだと誰かに怪我でもをさせてしまいそうで、心配だ。
あッ、心配する種類を間違えた。
バスを止めてしまった。
お客さん、乗るの?
へぇ〜ッ、
出発しますよ。
はぁ〜ッ
と、2、3度やり取りしているのを見ていると、
本当に、右はファッションなのか、
どうも、確信犯に見えるのは、私だけだろうか。
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