AIに好かれて、美人に嫌がられる顔
顔(かお)、
個体を認識するためにはとても重要なパーツである。
若者は、この部位をとても気にしてお相手を選ぶことが多い。
居並ぶ小パーツの数は一緒なのに、少しの大きさの違いと並び具合のバランスで、好まれたり嫌がられたりする。
思春期、学生時代、お相手探しの時に悩んだ諸氏が大半ではないのだろうか。
私は、仕事柄海外へ行くことが多い。
最近は、日本の各空港、羽田や成田でも顔認証システムの導入が進んでいる。
少し前(コロナ以前)、オーストラリアへ行っ時など、日本出国時、AUS入国時及び出国時、手荷物検査時も、全て自動でセルフになっており、パスポートにスタンプを押すような記録は残らなくなってしまっている。
それでも、日本では、スタンプを押して欲しいという方の為に、入国審査官がスタンプを押すためダケに、さあ、いらっしゃいと、右手を振り上げて待ってくれている。
ポン、次の方どうぞ。とても親切だ。
しかし、AUS出国時など、手荷物に預かり証(タグ)を張り付けるのも、検査台に荷物を乗せるのも自分でやるセルフサービス方式だった。
極めつけは、やり方の確認をしようと近くにボーっと立っているだけの係官に、excuse meと丁寧に話しかけるも、
やり方は、壁に貼ってあると言われたことだ。
たぶん、このやり取りは以前にも報告済みかもしれないないが、あまりにも度肝を抜かれる対応であったから、ついつい再度報告したくなってしまった。
奴らは、全く働く気が無い。
ただ、ボーっと立っているのが仕事なんだろうか。
きっと、マニュアルに従わない動きをするとAI上司に叱られるのかもしれないと、同情しておいた。
ま、近く消滅する仕事だ。そっとして置くのが一番だろう。
話を顔認証システムへ戻そう。
如何にテクノロジーが進もうとも、所詮、人が作っている機器の一つだ。
まだまだ導入後いくらも時間が経っていないから、バグなどもあり実証実験している事柄がいくつもあるだろう。
新しいシステム導入時は、未完成品で導入を始めて様子を見ながら調整するのが常だから、特段、見切り発車を咎めるつもりはない。どちらかと言えば応援している方だ。
しかし、IT系のエンジニアには茶目っ気のあるヤツが多いのを私は良ーく知ってる。
プログラムの中に、何やら、秘密のコードを忍ばせるのが好きらしいと、なんかの映画で見た記憶がある。
空港の顔認証でも、きっと、裏で、
こいつは、馬系だ、
え、ラクダ系ちゃうか、
いやいや、もろ、ラバでしょう。
今日は、魚系少ないな、
お、犬系が来たぞ、
ほー、宇宙人系とは、珍しい。
なんて分類を楽しんでいるんじゃないかと疑っている。
故に、帰国の際は、顔認証レーンにワザと並んでカメラに向かい、
おかめ、ひょっとこ、クシャおじさん、といろいろ試してやっている。
これ以上無理、変形の限界値で挑み、AIの顔認識力向上に寄与できるよう努力を続けているのだ。
最近は、精度も高くなったのか、パプーンと軽い音がして、グリーンランプで通れとOKを出してくれる。
ちなみに、当方が確認する限りにおいて、「カメラに向かって変顔を作ってはいけません」等の張り紙は今のところ見当たらない。
世の中、時代が変われば常識も変わる。
一昔前なら、入国審査時は、笑顔でサイトシーングと相場は決まっており、どのガイドブックにも載っていたはずだ。
それが、今やカメラに向かって「ひょっとこ」が常識だ。
もちろん、帰国時の入国審査ではないから素人さんは注意が必要だぞ。
帰国時に笑顔でサイトシーングと言ってはいけない。別室へ連れていかれる可能性がグーンと上がる。
ちょっと、話は逸れるが、顔の話で思い出したストーリーがあるから紹介しておこう。
その昔、白鳥麗子に似た凄い名前の超美人女性の知り合いがいた。
その美人度たるや、10人中10人が美人さんと言うレベルだった。
しかし、そんな彼女、少し珍しい嗜好をしており、
とにかく、不細工な男に興味を惹かれるというのだ。
それも、超ド級の不細工がお好みらしい。
本当かよ、俄かには信じられないが、どうも本気らしい。
人が羨むような美貌の持ち主なのに、超ド級の不細工が好きだと~、
間違いなく、Sっ気美人の類だな。(あ、あの女歯科医みたいなヤツか…)
彼女曰く、
どうなの、あんたみたいな不細工がこんなかわいこちゃんの彼氏になれるのよと考えていると、震えが来るぐらい興奮するとのことだった。
実際、ハンサムボーイを袖にして、超ド級不細工男を彼氏にしていたから本物なのだ。
彼女と知り合って、1人の不細工男が血祭りにあげられたのを私は知っている。
彼は、みるみる体重を落とし精神的にスリ減っていった。
彼女の為にダイエットと言っていたが、あれは精神が押しつぶされた結果の激ヤセだろう。
デートの度に、人目が怖いと言っていた。
手を繋ぎ、腕も組んでくれるのですが、、
行きかう人の頭の上に、「なんで?」の吹き出しが次から次へと見える恐怖とも語っていたのを思い出す。
確かに、それは怖いかも。
実は、その前にも、お宅?引き籠り系、に手を出していたらしいと聞き及んでいた。
どんな、カップル生活だったのだろうか。
夜の営みもどんなだろうと想像してみたが、今となっては知る由もない。
ひょっとするとこんな、、
ま、想像は、諸氏に任せておくからご自由に。
そんな、彼女も、パン、パーンと2度続けての失敗には凹んだらしく、どうすればいいかなって私に相談を持ち掛けてきた。
相談者は、絶世の美女。
まして、恋の仕方で悩んでいる、、
チャーンス。
ここは、俺の出番だろう。
こちとら、少々の事では動じない経験者だ。
まして、この先も、友達以上恋人未満、なんてのはまっぴら御免だ。
一か八か、百かゼロか、
思い切って、3人目に立候補しようじゃないかと、本気デートに誘うことにした。
これまでも、男はアタックしてなんぼと、勇気をもって女性と対峙してきた私だ。
ごめんなさい、なんて微塵ほどの恐怖も感じない。
どちらかと言えば、M。ちょっと、ガクブルッ。
返事がダメでも、その瞬間は、ガクッとなるが、すぐに立ち直る勇者のつもりだ。
それが、今回は、逝かず寸止め、ううッ、なんという、、
彼女曰く、
ごめん、私、並みの不細工じゃダメなの..
えーと、ダメなの、、
悔し紛れに、「ひょっとこ顔」作って笑ってみたが、パプーンという軽い音は鳴らなかった。
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