留学を考えるとき、必要となるのは正確で新しい情報です。

留学国、学校、学部、語学研修、期間、予算、そして、帰国後のプランまでさまざまな計画が必要です。

経験者からの体験談は必ず聞いた方が良いでしょう。

私は、いろいろなタイプの留学生を数多くサポートをしてきました。

その経験と実際の情報をお伝えさせてもらいます。

ご自身の周りに留学関係者がいらっしゃれば、必ず話を聞いてみましょう!

留学は多国籍ですね。

留学計画

留学という言葉に触れるには、必ず何かのきっかけがあったはずです。

留学を考えるきっかけ

  • 友達が留学していた
  • 中学、高校の時の修学旅行で海外の学校を見学した
  • 日本の英会話スクールに通っていたから
  • 海外の音楽やダンスを好きになったのがきっかけ
  • スポーツが得意で、海外への留学を考え始めた
  • 英文科を卒業したが自分の英語に自信がない
  • 旅行で海外に行ったときに英語が出来なくて困った

へー、そうなんだ。みんな、留学考えてるのね。

どうですか?

自分にもあてはまる理由がありましたか。

みんな、留学と言う言葉に出会うには、いろいろな理由がるのです。

しかし、その留学を現実のものとして真剣に考えるためには、いろんなステップがあります。

一つずつクリアーしながら、見つかった問題点を解決していきましょう。

ここでは、留学を計画して、出発(=旅立ち)までの秘訣をお届けしますね。

*年齢やステータス別に書き進めることにしましょう。

小学生(7~12歳)

語学留学を単身でするには少し早すぎます。受け入れてくれる学校がほとんどありません。

この事実を理解しておかないと、情報収集に時間が掛かりすぎるのです。

無いものは、探しようがありません。

ちなみに、留学させたい事情を反対にして考えてみると良く理解できるでしょう。

アメリカの10歳の子が、日本語を習いたいと日本へ来るとした場合、どんなビザで、どんな学校へ行けるでしょうか。

果たして、日本に10歳のアメリカ人をしっかりと面倒見てくれる学校があるでしょうか。

答えは、NOです。かなり特殊なケースを除いて、まず無理でしょう。

この事を考えると、あなたのお子さんが独りで海外へ留学して英語の勉強をするというのにも無理がありそうです。

ただし、制度上は留学国の小学校(私立、公立)へ入学させる事は可能なのです。

分かりやすい例として、親が仕事の関係等で海外赴任となった家庭でお子さんです。

赴任地に日本人学校(文科省下にある学校)があれば通うことは可能です。

しかし、無ければ現地の学校へ通うことになります。

子供の事を考えるとかなり悩まれることとなるでしょう。特に、日本の義務教育(中学まで)を受けていないという将来への不安です。

例えば、親の仕事や会社に問題が発生して、帰国することになり、日本語能力(その他の学力)が低いまま日本の学校へ編入する場合です。このケースは、現地の学校の問題、日本の学校の問題等かなり複雑になってきます。

国際結婚の場合も類似のパターンが考えられますね。

子供が成人するまでに帰国となる場合に問題が発生するでしょう。

いずれの場合も、海外での生活が長期間になりますから、さまざま慎重に検討すべきです。

本題へ戻ります。

小学生の留学を考えた場合、以下の事が分かりました。

  • 単身の語学留学は難しい。(受け入れてくれる学校がほとんどない。)
  • 海外の小学校への留学は可能。(失敗したときが大変)
  • 海外の小学校への通学(海外赴任などの場合)も選べる。(予定外の帰国になった時が大変)

ならば、どんなプランが考えられるのか。

↓まずは、こういったものに参加するのがお勧めです。

*親子留学や子供向け春・夏・冬休みを利用した短期の語学研修プログラムに参加する。

中学生、高校生(13~17歳)

小学生よりは、多くの選択肢が用意されています。しかし、単身での留学には制限があります。

この年齢になると、参加できるプログラムも格段に増えてきます。

まして、高校生ともなると、英語学校によっては一般クラスへの入学を認めてくれる学校も出てきます。

しかし、クラスメートは各国からきている大人の年齢ばかりであることには注意が必要です。

留学中にクラスメートと友達になれるか、なれないか、というのはとても重要な問題です。

常識的に考えて、16、17歳の女の子と、25歳以上の社会人経験のある大人達が仲の良い友達になるというのはまずありえません。

従って、単身の留学をさせる場合は、学校選択時にしっかりと情報収集をし、同年代のクラスメイトがいるかどうかを確認しなければなりません。

また、この年齢で留学を考える方の中には、将来の進学(大学)を踏まえて計画されている方もいるでしょう。

もう一度、言います。

子供達に、海外の経験をさせるのが目的であるならば、まずは、短期のプログラムで様子を見るのが賢明です。

現地の中学校や高校へ正規に入学させることは可能です。早ければ早いほど良いという意見も聞かれます。

確かに、語学を覚えるのは低年齢から始めるのが良いでしょう。

しかし、中学や高校で習う、一般科目、国語、算数、数理、社会等は、留学国によって習う内容が異なりますから更に注意が必要です。

日本人の中高生が習う、国語、日本史、日本の政治経済という科目を勉強させないという選択肢でもある事に親は注意を向けるべきです。

この考えから、海外への留学は大学からと言う選択をされる家庭も多々あるのです。

その選択は、基礎学力を母国語で習う事への大きなアドバンテージがあり正解の一つでしょう。

可能であれば、海外へ出発する前に、英会話の勉強をしておくのが賢明です。

カナダやオーストラリアと言った留学先進国では海外からの留学生の受け入れには慣れている学校が多くあります。それらの学校では、英語力、英会話力のまだまだ弱い留学生に対して特別な補講を行ってくれる学校が多くあります。

また、その補講授業を担当してくれる教師は、特別な資格をお持ちの方がほとんどです。

出来る事ならこんな学校を選びたいものですね。

大学生(18~22歳)

この年齢になると、留学に関しては制限がなくなります。

注意する点があるとすれば、各国の成人年齢(お酒が飲めるようになる等)のようなものになります。

大学生が、海外留学を考えるパターンは、大きく分けて3つほどあります。

1、姉妹校提携のある海外大学への編入留学や単位取得を目的とした中長期の留学です。

2、休学をして、語学研修(語学の資格取得等)を目的とした留学です。

  (休学して留学する別パターンとして、退学をして新入学、編入入学をする留学もあります)

3、例外的になるかもしれませんが、ワーキングホリデー、海外日本語教師プログラムへの参加です。

*いずれの場合も、将来の職業選択に直結した選択となりますので慎重に準備を進めるべきです。


(社会人については、後日のアップとなります。)2020年8月11日