不可解事件簿 得意、不得意
人は、同じ様な形をしているものの、得意、不得意が皆違う。
他にとって邪魔臭い事であれ、得意な方にとっては特段の苦痛がないのだ。
反対に簡単な事でも、不得意な人には苦痛以外の何物でもない。
その昔、同僚のITエンジニアが、客や営業先の人と話す仕事をするくらいなら会社辞めますと、涙目で訴えていたのを思い出す。
彼は、壁と向きあった机と、つなぎ服(作業用)を貸与していただければ、15時間は行けます、とのことだった。
ちょっと極端な例だが、とても切実そうだったのを覚えている。
私の方の記憶は、随分前に遡る。
あれは、20代中ごろだったろうか。とても可憐なご婦人に優しく接していたところ、◯◯さんは、人の優しさを分かっていない。私にだって相手に優しくしたい気持ちがあるんですよ。自分だけ、人に優しくして自己満足しないでくださいとキツーい、一発だった。
あの頃は、まだ青年期であり、己の作戦ミスと20歳の女の子に怒られたことがダブルショックで、しばらく引きずってましたね。
その後、奥さんに、(お茶入れて)と、お願いすべきか、毎回悩んでいましたから。
その他にも、車中の初老の方々に席を譲ろうとして、断られたことも度々あった。
素直に、周りの優しさを受け入れるって難しいのかもしれない。
経験から理解できた事。
優しくするのに少しの勇気が必要ならば、優しさを受け入れるには今一つの勇気と気概が必要であるという事。
しかし、その二十歳の彼女、知り合ったばかりの外人宅、一戸建ての外壁をよじ登り、夜這いをかけた事も思い出される。
優しくするのが得意な彼女にとって、夜這いなど朝飯前であったのだろう。
↓南無阿弥陀仏
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