サラリーマンに歴史あり。
サラリーマンになって数十年。振り返ればそこに私の歴史が並ぶ。
月~金と働いて、土日の休み、そしてまた、月~金と働いて、、、
途方もなく長い道のりに思えたこの道も、そろそろ最終コーナー。
どんなラストシーンが待っているのか、楽しみである。
出来る事なら、絶世の美女と何してこうしてと、花道を飾りたいものだ。
諸氏よ、夢を捨ててはいけないと、先人たちは言い残されている。
さて、現実に戻ろう。
サラリーマンの日常には、仕事の成績とは別な昼飯という歴史が存在する。
大概のサラリーマンは中間管理職と呼ばれる年齢に達すると、月々の営業成績が良いとか悪いとか、もうそんな事では股間が一切反応しなくなってくる。
仮に、新人君が先輩と楽しげに営業成績について話していても参加するほど勇気が湧いてこない。
経験というものは、時に役立ち、時に邪魔をする厄存な存在なのだ。
しかし、そんな経験指数の違うサラリーマン達も、毎日、時計の針が11時50分を指す頃になると、がぜん共通の認識で一体感が生まれるのだ。
そう、若者が呼び合っている「ランチ」がそれだ。
ちなみに、昭和や平成初期のリーマン達は飯(めし)と呼んでいる。
いずれにしても、この一体感は皆にとってありがたい。
午前中のギクシャクも昼めしのお陰で一息入れられる。
しかし、じゃ今日はカツ丼にしようか、良いですねー、なんて会話のキャッチボールが楽しめたのは遠い昔の話だ。
今や、成績の上がらない奴ほどパスタサラダにしよっかな?みたいな提案をして来て、人の昼飯を邪魔するなー、なんて思ったあなたは立派だ。
それでこそ、日本を支える企業戦士、サラリーマンなのだ。
さて、そのサラリーマンと同じ時代を生き抜いてきた、ギリリーマンを自認している私(呼び名にちょっと無理があるな)が、
これまで一体、どのような昼めしの歴史を紡いできたのかを考察してみたい。
昼めしは、単に午後のエネルギーを補給して終わりな分けでは無い。
それが証拠に、口に運ぶメニューに個性が見られるし、数々のドラマも生んできたはずだ。
まずは、ざっと、流すから、倍速でついて来てくれ。
オムライス
ビーフカレー
チキンカレー
スープカレー
野菜カレー
ナポリタン
イタリアン
ミートソース
めんたいスパ
ミックスサンド
ピラフ
エビピラフ
醤油ラーメン
塩ラーメン
味噌ラーメン
豚骨ラーメン
つけ麺(魚介系含む)
うどん(トッピングは狐、狸、かき揚げをその日の気分で)
蕎麦(トッピングはあるものの中からその日の気分で)
ラーメン定食
ラーメン・餃子定食
ラーメン・唐揚げ定食
炒飯定食
酢豚定食
ジンギスカン定食
スタミナ定食
野菜炒め定食
焼きそば定食
お好み焼き定食
天津飯
スタミナ丼
牛丼
かつ丼
親子丼
天丼
カレー丼
かき揚げ丼
うな丼(めったにお目に掛からない)
うな重(記憶に焼き付いている)
天ぷら定食
にぎり寿司
にぎり1.5人前
盛り合わせ寿司
ちらし寿司
フー、
ちょっと、一息入れようか。
よーし、
ここからは、4倍速だッ⇒。
のり弁
鮭弁
唐揚げ弁当
おかずたくさん弁当
低カロリー弁当
アジのほぐし弁当
カキフライ弁当
ミックスフライ弁当
天丼弁当
カツ丼弁当
おにぎりとお茶
月末になれば、パンを齧(かじ)って公園の水を飲んだ事もある。
(↑ここまでくれば、立派な有段者ブラックベルトだ。)
仕上げるぞー。それーッ。
さんま定食
アジの開き定食
アジフライ定食(2枚付きなら、ラッキー)
鮭の塩焼き定食
サバ塩定食
サバ味噌定食
ブリの照り焼き定食
ブリ大根定食
カレイの煮つけ定食
刺身定食
カツオのたたき定食
のどぐろ定食(1回しか食ったことが無い)
金目の開き定食(文字を目にして、よだれが出たことがあった)
珍しいところで、
太刀魚唐揚げ定食
肉豆腐定食
ミックス定食(なんだこれー)
ハンバーグ定食
ミートボール定食
肉団子定食(似ている-)
生姜焼き定食
麻婆定食
スタミナ定食
↓↓ そして、そして、↓↓
サラリーマン最強の戦友が、
じゃーん!
日替わり定食ー-!!! ドンドンドン↑ ピーひゃら~。
どうだろうか。
これが歴史というものだ。
こんな大量の名前を仕事上で覚えた記憶がない。
まして、先発、中継ぎ、抑えのローテーションを戦略的に組み上げる。
よくもまあ、上手く指揮監督しているものだと感心してしまう。
これに加えて、店選びも然り。
牛丼一つを取って見ても、吉野家、松屋、すき屋、なか卯と、チェーン店でこれだ。
ラーメンなんて、そのバリエーションが無数にある。
チェーン店以外の専門店をも掛け合わせれば、答えは天文学的数値になるはずだ。
夜空を見上げるように、駅前に立ち、周りを良―く見てみると、
あッ、あんなところに新装開店のカツ丼屋が出来ている。
この発見は、新しい星々を見つけるに等しい感動かもしれない。
ある意味で、日本の外食産業の今を支えて来たのは、私達サラリーマンと言っても過言ではないだろう。
1年に約252日勤務して、定年を65歳とすると、約43年間で10,836回。
出張などで食べない日があったとしても、約10,000回の昼飯を食べることになる。
この数字、一時期気になったことがあって、
中年検診(メタボ検査だったかな)を受けたのをきっかけに、食事日記を書く事にしてみたのだ。
それから4年間、一日も欠かすことなく食事日記を書き続けた。
朝・昼・夜の詳細メニューを日記に書き留めるという単純作業だったが、行為自体はなぜか楽しかった。
しかし、4年後のメタボ健診は残念な結果だった。
継続は力なりという諺は知っている。だが同時に、継続しても無意味なものもあると悟った貴重な体験もであった。
4年間の食事日記は歴史には幕を下ろしたが、私の昼飯の歴史はその後も続いている。
よーし、今日は最近お気に入りの「ポン唐定食」に舌鼓を打つとしようか。
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