海外事情、バリ、ロンボック島、第一報 ペインキラー
今回の旅は、2週間。
インドネシア、バリ・ロンボック島でのダイビングがメインの目的の4人旅。
ロンボック島へは、バリ島から数時間の船旅となる。
南国の島々をゆっくりと進む旅路もオツなものだ。
初日の暑い夜は、チリに焼かれて更に熱く、二組はそれぞれのバンガローに戻ったのだった。
ハジメとB子を見送った瞬間にグルッと来た私の下腹が、どうも不機嫌で、その夜を境に私の楽しい常夏アバンチュール計画が崩壊して行くのだった。
記憶には無い。
どれだけの回数、巨大トカゲの棲むトイレへ駆け込んだことか。
隣からは、ムフッている気配が流れ込んでくるだけに悔しさは倍増される。
翌朝、流石にグッタリしていると、ハジメとB子がピッタリと腕を組んやって来た。
モーニンッ、😊👍😍🥰
聞かんでも、分かるわい。
ムフッたんやろ。
こっちは、それどころじゃなかったわい。
A子が、呆れ顔で説明してくれる。
そりゃ、そうだわな。
一晩中、ギッタンコ、バッタンコ、休んでは、バッタンコのお隣さん。←丸聞こえ
片や、
一晩中、ドッタンコ、バッタンコ、痛ッー、あッー、うッー、ジャーー、みたいな感じ。
まあ、呆れますわな。
この日は、朝から一回目のダイビングの日であった。
流石に百戦錬磨な私も、今日は無理。
ジャイアント・スライドエントリーの瞬間に、その圧で漏れる自信があった。
とにかく、三人で行ってもらって私は待機する事になった。
心配してくれたみんなが出発前に薬局に行こうと、提案してくれた。
常備薬の正露丸は、昨夜から飲みっぱなしだが、丸のまま出て来るって事はさすがに無いものの、効き目はゼロ値だ。
集合時間まで少しある。バイクタクシーで、薬局へレッツゴーだ。
一台に3人乗る。
1号車: 運転手*ハジメ*B子
なんか、楽しそう。
2号車: 運転手*わたし*A子
A子さん、あまり後ろから、押したり、抱きついたり、しないで。
今の、私には、踏ん張りというものが、、
ダダダダッ、ドン、ドドッ、ドッ、バイクも揺れる。
いかんッ、第一波らしき感覚が押し寄せて来て脂汗が滲む。
キーッと、ブレーキを掛けてバイクが止まる。
“Pharmacy”
良かった、薬局はあったか。
この中では、一応ハジメの英語力が一番上か。
頼む、ハジメ、ビシッと説明してくれ!
正露丸の瓶を手渡した。
ハジメ、この薬は使いものにならなかったと伝えてくれ。
任せろ!
ハジメが頼もしく見えた。
Ahーーッ、
He is stomach ache.
うーー、、
ハジメッ、そこ、hasちゃうか。
この時は、まだ余裕があった。
しかし、店員さんには、私の腹痛ダンスとパントマイムが功を奏したのか、薬を出してくれた。
ドクロ💀のマークが付いたやつを。
名前は、Painkiller。
和訳は、痛み殺し。
効きそうじゃないか。
とにかく、これを飲んで明日に備えよう。
服用後、直ぐに強烈な睡魔が襲って来た。
ドクロのマークが思い浮かぶ。
大丈夫だろうか、この薬、、、
目が覚めたのは、ダイビングから戻ったA子の足音だった。
うおー、超ー爆睡ッ、8時間。
俺のロンボック、二日目が終わった。
つづく、、
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