不可思議事件簿 キミョーダトライアングル
皆さんは、バミューダトライアングルと言う言葉をご存知だろうか。
バミューダトライアングル……数々の飛行機や船舶が忽然とその姿を消し、魔の海域として広く知られ、恐れられている場所。
米フロリダ南部、プエルトリコ、バミューダ半島を結ぶ怪しげな三角地帯。そう、それがバミューダトライアングルだ。
余談ではあるが、このバミューダという言葉を聞いて、半ズボン? と思ったあなたは、笑いのセンスが10分の1以下だ。事務所では、くれぐれも注意して欲しい。
失敬、極めて、どうでも良い余談であった。
さて、本題に入りたい。
朝の話である。
玄関のドアを出て、エレベーターに乗り込み、エントランスホールに向かう、そして、玄関へ出る。場合によっては、ゴミ捨てをしてから隣のサブドアを使って外に出ることもある。ごく日常的なルーティーンだ。
しかし、である。
必ずと言って良い程に、この1階を中心としたエリアに足を踏み入れると怪現象が起こる。
不思議だ。
玄関を出る時は、パーフェクトに身支度を整えて、良しッ、って気合い入れたのにだ、持ち物が神隠しに遭うのだ。
ハンカチ、鼻紙は言うに及ばず、携帯がポケットから消える事もあれば、腕時計が元の場所にひとり帰る時もある。
怪現象のせいで朝から極めて不快な気分になるが、大体部屋に戻ると治るのである。
おぉーッ、こんな所にいたか、君は。
しかし、ある時、エントランスのガラスに映る上下不揃いの自分を見つけた時は、流石に立ち眩んだ。オゥ、マイ、ガーッt。😱
既に、同僚の間でも、我が家のキミョーダトライアングルの恐怖は周知の事実だ。
先佐藤さんに至っては、お札代わりと、チェックリストなるものまでくれた。多少、怪現象が鳴りを潜めている感はあるが、いつまた、暴れだすか心配している。
なぜなら、お札には、数珠、メガネ、公共料金、弁当と言った怪現象に巻き込まれそいなアイテムが書いてないのだ。
極めて心配だ。既に、昨日、出掛けのついでに買ってきた、皆へのお土産は手元から消えている。たぶん、玄関の靴のそばにワープしているに違いない。
キミョーダトライアングルと一言でいうなかれ、とても奥が深いのです。
山田主任、出番です。チェックリストのアップデートお願いします。
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